守りで掴んだ希望、攻めで見えた課題

中日ドラゴンズの2025年シーズンは、再建の手応えと新たな試練が交錯した1年だった。
投手王国の再生、打線の模索、そして井上一樹監督の新体制。
チームはどのように変化し、どんな未来を描こうとしているのか――。
本シリーズでは、3章構成で2025年ドラゴンズの軌跡を振り返る。
①野手編|②投手編|③首脳陣編 の順に読み進めてほしい。
🔗シリーズ構成
第1章:野手編 ― 若手の台頭と攻撃再構築の現実
後半戦に注目を集めたのは、ルーキー捕手石伊雄太選手。
ドラフト3位ながらスタメン出場を重ね、リード・肩・打撃ともに存在感を示した。
ベテラン木下拓哉選手との併用で捕手陣の世代交代が進みつつある。
内野では田中幹也選手が攻守に奮闘したが、ケガ離脱もあり、
福永選手・山本選手らとの二遊間競争は混沌。
来季はコンディション管理とポジション固定がカギとなる。
外野では岡林勇希選手が3年連続フル出場。
俊足を生かした守備とリードオフマンとしての働きは健在だった。
一方、長打力不足とチャンスでの決定力欠如がチームの課題として残る。
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第2章:投手編 ― 再建から安定へ、鉄壁の投手陣が築いた“守りの中日”
2025年の投手陣は、リーグ2位の防御率 2.97 と堅守を誇った。
柳裕也選手・高橋宏斗選手が軸となり、大野雄大選手の復活も大きい。
特筆すべきは守護神松山晋也選手の成長。
防御率1.60・46セーブを記録し、ライデル・マルティネス選手の後継として完全定着。
清水達也選手、齋藤綱記選手らと形成する「勝ちパターン」はリーグ屈指の安定感だった。
一方で、先発陣のイニング消化と若手先発の台頭が課題。
今後は梅津晃大選手や根尾昂選手の定着が期待される。
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第3章:首脳陣編 ― 指揮系統の意図と課題
2025年は井上一樹監督が就任した初年度。
「攻める野球」「若手起用」「チーム文化の再構築」を掲げたが、
実戦ではケガや不振により構想通りに進まない場面も多かった。
投手コーチの山井大介コーチ・浅尾拓也コーチ、
打撃統括の松中信彦コーチらを中心に、
首脳陣は“投打の再構築”を進めたが、結果面ではあと一歩。
プラス面ではチームの士気統率やファンとの一体感づくりが評価され、
マイナス面としては采配の硬直や起用判断の慎重さが指摘された。
「変革の旗は立った。あとは、それを形にするだけだ。」
2026年へ向け、指揮官の真価が問われるシーズンとなる。
🧩シリーズまとめ
| 編 | 主なテーマ | キーワード |
|---|---|---|
| 第1章 野手編 | 打線再構築と若手台頭 | 石伊雄太選手・岡林勇希選手・田中幹也選手 |
| 第2章 投手編 | 守りの安定と松山晋也選手の台頭 | 大野雄大選手・高橋宏斗選手・松山晋也選手 |
| 第3章 首脳陣編 | 井上一樹監督体制の始動 | 攻撃改革・若手起用・采配課題 |

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