🏟中日ドラゴンズ2025年俺的シーズン総括①

野手編 ― 打線再生の兆しと課題

「どらポジ」のスローガンのもと、攻撃野球への転換を模索した中日。
だが“再生”の道は平坦ではなかった。


💥主砲不在の苦闘

チーム打率は .232、得点403点、ホームラン83本。
リーグ平均を下回り、依然として「得点力不足」に苦しんだ。

開幕から4番に座った石川昂弥選手は不振にあえぎ、5月に2軍落ち。
復帰後も脇腹痛で再離脱するなど波に乗れず、チームの中軸不在が続いた。
また、主砲候補の中田翔選手はベテランとして存在感を示したが、成績は伸びず、今季限りでユニフォームを脱いだ。

結果として、長打力を軸にした攻撃の軸が定まらず、
「単発」「残塁」「1点止まり」の展開が多発。
勝負どころでの弱さが、順位を押し下げる要因となった。


🌱光明:上林誠知選手と岡林勇希選手の二枚看板

明るい話題を作ったのがこの2人。

  • 岡林勇希選手:全試合・全イニング出場。リーグ最多安打を記録。守備・走塁・打撃の三拍子で存在感。
  • 上林誠知選手:移籍2年目でついに覚醒。打率.270、17本塁打、27盗塁と攻守で牽引。

彼らは「スピード+対応力」で攻撃のリズムを生み、
守備面でも広大な外野をカバー。
上林選手の復活と岡林選手の安定感は、再建期の中日を象徴する光となった。


🎓若手・新戦力の台頭

後半戦に注目を集めたのが、ルーキー捕手石伊雄太選手
ドラフト3位ながらスタメン出場を重ね、リード・肩・打撃ともに存在感を見せた。
ベテラン木下拓哉選手との併用も功を奏し、捕手陣の世代交代が進む兆しを見せた。

また、内野では田中幹也選手が攻守に奮闘。
福永選手山本泰寛選手らとの二遊間競争も混沌。
コンディション管理と層の厚みは、来季の最重要課題となる。


⚙️課題:柔軟性と「勝負強さ」の欠如

井上監督の打順構成・戦略には賛否が分かれた。
データ重視を掲げながらも、小技・送りバント偏重の采配が目立ち、
攻撃の流れを止める場面が多かった。

また、勝負どころでの選手交代や代打策にも慎重すぎる傾向があり、
「リスクを取れない采配」「守りの攻撃」と評された場面も。

それでも、若手選手起用への積極性や、固定化を避けた試行錯誤は
再建期としては評価すべき姿勢だ。


🔭総括:崩壊から「兆し」へ

2024年までの中日は、リーグ最下位に沈み続けた。
2025年は「最下位脱出」という最低限の成果を果たし、
チーム内には確実に新しい風が吹き始めている。

まだ点と点の段階だが、
岡林選手上林選手石伊選手といった若手が線となる時、
ようやく“再生”が現実味を帯びる。


👉次回予告:「投手編」― 大野雄大選手の復活とリリーフ陣の奮闘

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